書評『手放す練習』|ミニマリストから学ぶ「本当に大切なもの」の選び方

整理整頓ができず、家の中が散らかっている。
「安いから」という理由で、つい不要な物を買ってしまう。

こうした悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

しかし、いざ片付けようと思っても

  • 何から始めればいいのか分からない
  • 捨てる決断ができない
  • 片付けてもすぐ元に戻る

という人も多いと思います。

そんな方におすすめしたいのが、ミニマリストとして有名なしぶさんの著書『手放す練習』です。

「ミニマリスト」と聞くと、

  • 物をほとんど持たない仙人のような生活
  • 欲しい物を我慢するストイックな人生
  • ひたすら節約するケチな生活

というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、この本を読んで私は気づきました。

ミニマリズムとは「物を減らすこと」ではなく、「大切なものを選ぶこと」なのだと。

物を捨てるという行為は、裏を返せば

「自分にとって本当に大切なものを残すこと」

なのです。

そしてそれは、物だけに限りません。

  • 時間
  • 思考
  • お金
  • 人間関係

私たちは、知らないうちに多くの無駄に囲まれ、大切なことを後回しにしてしまいがちです。

ミニマリストとは、無駄を削ぎ落とし、本質を選び取る生き方なのだと感じました。


物が少ないことで得られるメリット

物を減らすことで、生活は大きく変わります。

主なメリットは次の通りです。

①生活コストが下がる

物が減ると、より小さな家で生活できるようになります。

例えば賃貸住宅の場合、

  • 家賃の安い部屋に引っ越せる
  • 引越しが簡単になる
  • 家具や収納を買う必要がなくなる

など、生活コストを大きく下げることができます。

生活コストが下がると、

  • 働き方を変える
  • 好きな仕事に挑戦する
  • 自由な時間を増やす

といった選択肢も広がります。


②身軽に生きられる

物が多いと、引越しだけでも大仕事になります。

しかし物が少なければ、

  • 引越しが簡単
  • 掃除が楽
  • 管理する手間が減る

など、日常のストレスが減ります。


「なぜ買ったのか」を分析する

物を減らすために重要なのは、

なぜその物を買ったのかを分析することです。

例えば私の場合、美容器具がそうでした。

セールになっていると

「今度こそ続けられるかもしれない」

と思い購入します。

しかし結局、効果が出る前に使わなくなり、
新しい商品が出るとまた買ってしまう。

その結果、

使わない美容器具がどんどん増えてしまいました。

物を減らすには、

「自分がどんな理由で無駄な買い物をしてしまうのか」

を知ることが大切です。


どうしても捨てられない物の対処法

とはいえ、すべてを簡単に捨てられるわけではありません。

特に捨てにくいのが

  • 人からもらった物
  • 手紙や思い出の品

です。

その場合は、

写真に撮ってデータとして保存する

という方法がおすすめです。

思い出は残しつつ、物は手放すことができます。

そして、ほとんどの物は

「必要になれば買い直せる」

ということも覚えておくと、手放しやすくなります。


片付けは「まとまった時間」で行う

片付けをするときにおすすめなのは、

まとまった時間を確保することです。

少しずつ捨てる方法もありますが、

細かい物だけを捨てても

「片付いた」という実感が湧きません。

実感がないと、モチベーションが続かないのです。

例えば服を整理する場合、

1枚ずつ捨てるのではなく

すべての服を一度出して全体を把握する

ことが大切です。

そのうえで、

  • 本当に着ている服
  • コーディネートできる服

を基準に残すと、スッキリ整理できます。


捨てる基準は「所有コスト」

物を手放すときの判断基準としておすすめなのが

所有コスト

です。

所有コストとは、

その物を持っていることで発生する負担のことです。

主に次の4つがあります。


①時間コスト

服が多いと、毎朝選ぶ時間が増えます。

人は選択肢が多いほど、決断できなくなります。

物を減らすことで、

選択の時間を減らすことができます。


②お金のコスト

例えば高級時計は、メンテナンス費用がかかります。

持っているだけで、
維持費が発生する物もあります。


③空間のコスト

服や物は、収納スペースを占有します。

つまり、

物に床面積を貸している状態

とも言えます。

家賃を払って物を保管していると考えると、
意外と大きなコストです。


④管理のコスト

例えばクレジットカードを複数持っていると

  • 紛失時の手続き
  • 住所変更
  • 支払い管理

など手間が増えます。

物が増えるほど、
管理する労力も増えていきます。


「売る」より「捨てる」

物を減らすとき、

「売ろうと思って残している物」

はありませんか?

しかし、売る予定の物は
結局そのまま残り続けることが多いです。

そのため、思い切って

売ることを考えず捨てる

という選択も重要です。


時間・お金・快適さを優先する

ミニマリズムは、ただ我慢する生活ではありません。

むしろ、

時間を増やすためにお金を使う

という考え方もあります。

例えば

  • ドラム式洗濯機
  • 食洗機
  • ロボット掃除機

などの時短家電です。

これらは家事の時間を大きく減らし、
人生の自由時間を増やしてくれます。


まとめ|ミニマリズムは人生を整える技術

『手放す練習』を読んで感じたのは、

ミニマリズムとは単なる片付け術ではなく、
人生の優先順位を整える技術だということです。

物を減らすことは、

  • 時間を増やす
  • お金を守る
  • 心を軽くする

ことにつながります。

もし今、

  • 部屋が片付かない
  • 物が増え続けている
  • 生活をシンプルにしたい

と感じているなら、

まずは一つ物を手放すことから始めてみてください。

小さな一歩が、
生活を大きく変えてくれるかもしれません。

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