「保険はとりあえず入っておいた方が安心」
そう思って、毎月なんとなく保険料を払い続けていませんか?
私自身もこれまで、「保険は多いほど安心」と思っていました。
しかし、今回読んだ『いらない保険』という本は、その考え方を大きく変える内容でした。
本書の結論はシンプルです。
日本では多くの保険が不要である。
その理由は、日本には世界的に見ても非常に充実した公的保障制度があるからです。
今回はこの本を読んで学んだ「保険の本質」と「本当に必要な保険」について紹介します。
保険の目的とは何か?
まず本書では、保険の役割を次のように定義しています。
「起こる確率は低いが、起きたら人生が破綻するリスク」に備えるもの。
つまり、
✔ 発生確率は低い
✔ 起きたら自分では払えないほどの損害
この2つを満たすものだけが、本来保険で備えるべきリスクです。
逆に言えば、
貯金で対応できるものは保険で備える必要はありません。
日本は公的保障がとても充実している
日本では、以下のような制度がすでに整っています。
主な公的制度
・高額療養費制度
・障害年金
・傷病手当金(休業補償)
・埋葬料(葬儀費用補助)
例えば、高額療養費制度では医療費に上限があります。
仮に大きな手術をして医療費が100万円かかった場合でも、実際の自己負担は数万円〜十数万円程度に抑えられます。
つまり、
「医療費で人生が破綻する可能性はかなり低い」というのが日本の制度です。
入院保険が不要と言われる理由
本書では、特に入院保険の必要性は低いと説明されています。
理由は2つあります。
①長期入院はほとんどなくなった
医療制度の改革により、病院は長期入院をさせません。
また医療技術も進歩しているため、
・日帰り手術
・短期入院
が一般的になっています。
つまり、
「1日○○円の入院給付金」自体が前提として古いのです。
②高額療養費制度がある
月の医療費には上限があります。
そのため、
「医療費が払えなくて破産する」
というケースは、日本ではほぼ起こりません。
この点からも、本書では
医療保険は基本的に不要
と結論づけています。
がん保険も必要性は低い
がん保険についても、本書は慎重な立場です。
理由は次の2つです。
①医療技術は今後さらに進歩する
保険は長期契約です。
しかし医療はどんどん進化します。
つまり、
未来の医療に対して、今の保険を契約するのは合理的とは言えない
という考え方です。
②がんの多くは高齢になってから
がんの発症は65歳以降に増えると言われています。
つまり若いうちから長期間保険料を払い続ける必要は薄いという考え方です。
本当に必要な保険
本書では、必要性の高い保険として次のものを挙げています。
①自動車保険
交通事故は
・賠償額が数億円
・自分では払えない
可能性があります。
これは典型的な「確率は低いが人生が破綻するリスク」です。
②火災保険
住宅火災も同様です。
家を失うリスクは人生に大きなダメージになります。
③生命保険(大黒柱)
家族の生活を支える人が亡くなった場合、
家族の生活費が足りなくなる可能性
があります。
そのため
・子どもが小さい
・住宅ローンがある
場合には生命保険の必要性があります。
④休業保険
長期で働けなくなるリスクに備える保険も選択肢の一つです。
この本を読んだ感想
この本を読んで、保険の考え方そのものが変わりました。
これまで私は、「保険は多いほど安心」
と思っていました。
しかし実際には、
保険会社の広告費や営業コストは保険料に上乗せされています。
そのため多くの保険は、冷静に考えると割高な商品です。
また、保険は資産を増やすものではない
という点も重要だと感じました。
投資は投資、保険は保険。
役割はまったく違います。
保険はあくまで人生が破綻するようなリスクに備えるもの
であり、資産形成の手段ではありません。
この本を読んで、「本当に必要な保険だけを持つ」
という考え方がとても大切だと感じました。
まとめ
『いらない保険』から学べる重要なポイントは次の3つです。
✔ 日本は公的保障が非常に充実している
✔ 貯金で対応できるリスクに保険は不要
✔ 保険は「人生が破綻するリスク」にだけ使う
なんとなく保険に入り続けている人は、一度見直してみる価値があると思います。
毎月の保険料を見直すだけで、年間数十万円の支出が減る可能性もあります。

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